<書誌情報(すべて予定。変更の可能性あり)>
タイトル:『読む ラジオ屋さんごっこ』(仮)
著者:バルニー、リー子、つかさ
発売:2025年3月に全国の書店・小売店へ配送予定(各種ECサイトでの予約・販売も順次対応します)
アートディレクター:鈴木哲生
担当編集:平井莉生
仕様:並製本、四六判変形
発行/発売:株式会社ソウ・スウィート・パブリッシング
価格:本体2,600円+税(2,860円)
ISBN:978-4-9912211-7-0
<ラジオ屋さんごっこについて>
2018年2月より隔週月曜日20時更新で、YouTube、Spotify、Apple Podcastsなど各種サービスで配信されているPodcust番組『ラジオ屋さんごっこ』(通称ラジご)。ラッパーのバルニー、デザイナーのリー子、見習い建築士のつかさという現在30代前半の3人が、生活の中で感じた違和感、直面する問題などを“言語化”しようと試みるトークが人気を博しています。扱うテーマはカルチャー、人間関係、性愛、お笑い、政治など幅広く、仲の良い3人だからこその率直で厳しい意見の応酬が人気です。加えて、テーマに応じて幅広いジャンルの著名人をゲストに迎えることも魅力の1つで、約6年にわたる配信で着々とファンを増やしてきました。
<書籍『読むラジオ屋さんごっこ(仮)』について>
今回の書籍では、MC3人や関係者が6年間の配信で興味深いと感じる回を厳選した書き起こし&編集テキストに加え、スペシャルコンテンツも追加する予定。全貌はまだ明かせませんが、主にこのような中身を想定しています。・厳選エピソードの書き起こし・「改めて振り返りトーク」「新たなゲストを迎えたトーク」「過去回をより楽しめるマンガ」「専門家リスナーによるエッセイ」など・隠れリスナーが多い『ラジご』だからこそ、表で活動しているリスナーさんたちによる『ラジご』についてのコラム加えて、用語集や小ネタ集も準備中。本を片手に聴き返したくなるような、はたまた読んでいるだけで『ラジご』の3人のやりとりが脳内で再現されるような1冊を目指しています。またさらに! 書籍用追加コンテンツに、各界の著名人の参加も決定!! 現在までに発表できるゲストは以下の皆さんです!!! どういった形で参加されるのか、内容もそれぞれ!
<書籍用追加コンテンツに登場する方々(敬称略、あいうえお順)>
飯塚大悟(構成作家)/石村大輔(建築家)/渋谷直角(まんが家)/ジョージ/高橋若木(大学教員)/積島直人(ミュージシャン、 「んoon」ベーシスト)/つやちゃん(文筆家)/長田杏奈(美容ライター)/能條桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事、FIFTYS PROJECT代表)/橋本麦(映像作家)/長谷川白紙(音楽家)/ひろだつの(ラジオリスナー)/ぷにぷに電機(アーティスト)/渡辺志保(音楽ライター)/and more
<メンバーからの書籍化に向けてのメッセージ>
バルニー:まだ学生の時分、考え方の軸も何もなく、どうしていいのか分からずただ遊んでいた頃、RHYMESTER 宇多丸さんの言葉に触れて導かれた経験があります。こんな人たちもいるんだ!自分の人生も大丈夫かも!…という具合に。そんな風に私のことも見てもらえたらいいなと日々思います。私たちは時にバカバカしく時に貶し合いながら、お互いに理解することを諦めず会話しています。それを見て皆にも「大丈夫かも」って思ってもらいたいです。
リー子:「言わなくていいこと」とか「損する発言」とか、そういう不安を考えるよりも、伝えた先の展開の方が見たいなといつも思います。それくらい安心して気持ちを話せる2人と、周りの方、リスナーさんに感謝して、日々過ごしています。
適当に喋っていたことが活字になる恐ろしさや生々しさ。媒体が変わるだけで伝えていることは同じなのにこんなに感じ方が違うんだと、驚いています。正直内心はヒヤヒヤしているのですが、(こんな大人もこの世の中には潜んでいるんだな)と思っていただけたら…なんて思います。
つかさ: 『ラジオ屋さんごっこ』を始めてもう6年も経ったけれど、こんなことになるとは全く予想ついていなかった。びっくり。最初は、本当にしょうもない話しかしていなかったけど、本音を言っているおかげで少しはリスナーが増えていった。で、気づいたら、聴いてくれる人々のインプットになってたり、リスナーさんの考え方を少しだけ影響できるようなプチプラットフォームまでにはなったのかな?と最近よく思う。その自覚を持ってからは、小さい影響力であっても、『ラジご』としてどういう発信ができるのかとか良くも悪くも時々考えるようになった。
なにかしらの違和感や刺激を聴いてくれている人達に与えることによって始めて、考えたい・行動したい・思考を整理したい・知識を深めたいという欲望を誘うことができると思ってる。『ラジご』では3人とも考えていることをノンフィルターで共有しているからこそ、その摩擦を生じさせてると思ったり思わなかったり。ポッドキャストと共にだけど、この本は、ポップなテーマを入口にしながら、少しでも今まで考えなかったことを考えるきっかけにになればいいなーと思ってる!
担当編集・平井:「めっちゃ面白いネットラジオがあるよ!」って友達に教えてもらったときには、正直「流行りの素人ラジオか……」なんて思っていたけれど、聞いてみたらあらびっくり。同世代でありながら育った環境も今やっていることもバラバラな3人が、互いのことを尊重しつつも鵜呑みにすることなく意見を交わし合うことで、自分たちを取り巻くあらゆる事象のぼんやりしたムードの輪郭が明らかになって、解像度があがっていく。毎回そんな様子が鮮やかで、一気に夢中になりました。
このクラファンの準備をしている今、200回を超えた『ラジご』。このあたりで一度立ち止まり、過去回を振り返ってみても良いんじゃないか。文章化してみたら、深掘りしがいがあるんじゃないか。そんな想いで、音声コンテンツじゃ回収しきれない情報を詰め込んだ「副読本」の企画を立ち上げ、3人を誘ってみたところ「やりたい!」と即答してくれて、無事書籍化が決定。現在、過去回の書き起こしを進めるなど、鋭意製作中です。
書籍は、「過去回の書き起こし」やそれに付帯する書き下ろしのコンテンツの企画を軸に、用語集や小ネタ集も準備中。本を片手に「ラジご」を聞き返したくなるような、はたまた読んでいるだけで『ラジご』の3人のやりとりが脳内で再現されるような、1冊になる予定です。